2014年度短期派遣奨学生〜中沢悠華子

研究タイトル: 「あるく すまう つくる。」

氏名:中沢悠華子
奨学年度:2014年度奨学生
奨学区分:短期派遣枠
滞在期間:2014.7.31 – 9.22
滞在先:スペイン、オランダ、フランス

スペイン モンセラトにて

活動内容:

今回わたしは スペイン、オランダ、フランスの3ヶ国に渡っての滞在制作や、プロジェクトへの参加をしてきました。
スペインではバルセロナのNaveという地域にあるスタジオに1ヶ月間滞在しながら、街を歩き、スタジオにいる多くのアーティストと交流しながら作品制作を行っていきました。
オランダには2週間、美術館博物館巡りを中心に北欧独特の気候や自然環境、人のくらしに目を向けていきました。
オランダに一週間滞在したのち、フランスのダクスに飛び「MATSURI de Merci」というプロジェクトに参加しました。
東日本大震災で復興支援に協力をしてくれたフランスへ、感謝の気持ちを伝え、日本の祭りをフランスで行うという日仏交流のプロジェクトで、現地の人々と一緒に神輿を担ぎました。

気付いたこと、見つかった課題:

今までの海外渡航経験は1-2週間ほどの短い期間だけでした。今回2ヶ月間に渡ってそれぞれの土地にすむ人達と共に生活する中で、ひとつ強く感じたことがあります。それは、土地、土地での文化による考え方や、気候による暮らし方の違い、言葉の違いはあれど、そこにいるのは同じ何かに向かってひたむきに”ものをつくるひと”だということでした。バルセロナで、不自由無く作品制作を進めていくことが出来たのは、スタジオのアーティストのみんなとの交流があってこそでした。
あらゆるジャンル、国籍のアーティストが集まるNave のスタジオは刺激的な場所でした。今後彼らとともに、展示やプロジェクトを企画開催したいと強く思います。

渡航を経ての今後の制作活動:

あるいて、みて、ふれて、はなして、たべて、つくって、ねて、またおきて。はじめは新鮮な感覚が「どっ」と、わたしを襲いました。しかし、いちばん自分の中で得たもので大きかったのは、しばらく滞在することで見えてきたものごとでした。
現地の人々と同じ目線で生活をしていくことで、日本との違いや、自分が想う作品をつくることにおいての素材へのこだわりが見えてきました。新しいものにたくさん出会って、その中から自分がこれだと思うものを選び取ってゆくことができるのは長期にわたる滞在だったからだと思います。
土地ごとで受け取った新鮮な感覚と、そこから選び取ったものや素材から作品を自分の手で織り出していくことをしたいです。

本奨学プログラムを利用してみて:

奨学生に選んでいただいたこと、本当に感謝しています。自分が何を学び、どこに行きたくて、そこにはどうやったら行けるのか、具体的に企画していくことが出来たのは、このプログラムの良いところだと思います。
また、ひとつの国に長期滞在するには、かなり金銭面としては十分な支援金をいただけたと思います。しかし、数カ国回るとなるとやはり途中の交通費がかなり多額になるので、前もって用意することをお勧めします。

 

渡航スケジュール:
・7月31日 成田国際空港より渡航
・8月1日  バルセロナ・エル・プラット国際空港(スペイン)着
・8月1日〜8月31日 アーティストスタジオNau1滞在。芸術文化研究および制作。
・8月31日 バルセロナ・エル・プラット国際空港からスキポール空港(オランダ)へ。
・8月31日〜9月9日 オランダ ザーンダム滞在。芸術文化、環境についての研究を中心に活動
・9月9日 スキポール空港(オランダ)からポー空港(フランス)到着/ダクスへ向かう。
・9月10日 Lycee de Borda(高校)到着 日本人チームと合流
・9月11日 御神輿/交流会(屋台)
・9月12日 モンレジョ(フランス)到着
・9月13日〜9月15日 サン・ジェルマン修道院滞在。史跡学習/お神輿/獅子風流/交流会/屋台
・9月15日 トゥールーズ・ブラニャック空港(フランス)からスキポール空港(オランダ)へ。
・9月16日〜21日 オランダ ザーンダム滞在。芸術文化、環境についての研究を中心に活動
・9月21日 スキポール空港(オランダ)より渡航
・9月22日 成田国際空港 着  
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